オーダースーツを仕立てる際、生地選びはスーツの印象や着心地を大きく左右する重要な要素です。数ある生地ブランドの中でも、イタリアを代表する「REDA(レダ)」は、その上質な品質とコストパフォーマンスの高さから、多くのビジネスパーソンに選ばれています。しかし、REDAのスーツは具体的にどのくらいの価格帯で、どのような特徴があるのか、詳しく知らない方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、REDA生地の魅力と、スーツを仕立てる際の価格帯について掘り下げ、あなたの生地選びの疑問にお答えします。
REDA(レダ)とは?オーダースーツ生地の世界的ブランド
REDA(レダ)は、1865年にイタリア北部のビエラ地方で創業された老舗の生地メーカーです。ビエラ地方は、ミネラルを豊富に含んだ水資源に恵まれ、古くから高級ウール生地の産地として知られています。REDAは、この恵まれた環境の中で、原毛の買い付けから紡績、製織、そして仕上げまでを一貫して自社で行う「一貫生産体制」を確立しています。これにより、徹底した品質管理と高い生産効率を実現し、常に安定した高品質な生地を供給し続けています。
REDAの生地は、そのしなやかで滑らかな肌触り、美しい光沢、そして優れた耐久性が特徴です。特に、オーストラリア産の高品質なメリノウールを使用し、Super110’SからSuper130’Sといった細番手の糸で織り上げられる生地は、軽量でありながらもしっかりとしたハリコシを持ち合わせています。また、クラシックな柄からトレンドを取り入れたモダンなデザインまで、幅広いコレクションを展開しており、ビジネスシーンからフォーマルな場面まで、様々な用途に対応できる生地が揃っています。
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REDA(レダ)のスーツ、気になる価格帯と品質のバランス
REDAの生地は、その品質の高さから高級生地に分類されますが、他のトップブランドと比較して手の届きやすい価格帯で提供されていることが魅力の一つです。ここでは、REDAのスーツの価格帯と、その価格に見合う品質について詳しく見ていきましょう。
REDA生地のスーツの一般的な価格帯
REDAの生地を使ったオーダースーツの価格は、仕立てるお店や選択するモデル、オプションによって大きく変動します。しかし、一般的には既製服であれば5万円〜10万円台、オーダースーツであれば7万円〜15万円台が中心的な価格帯となることが多いです。これは、同じイタリア製の高級生地ブランドと比較すると、比較的リーズナブルな価格設定と言えるでしょう。
この価格帯でREDAのスーツが手に入るのは、REDAが一貫生産体制を確立していることに起因します。原毛の仕入れから最終的な生地の完成までを自社で管理することで、中間コストを抑え、高品質な生地を適正な価格で提供することを可能にしています。そのため、初めて高級生地のオーダースーツを仕立てる方にとっても、REDAは非常に魅力的な選択肢となります。
価格に見合うREDAの品質と特徴
REDAの生地は、価格以上の価値を提供する品質を持っています。まず、その最大の特徴は、しなやかで美しい光沢です。高品質なメリノウールから生まれるこの光沢は、スーツ全体に上品さと高級感を与え、着用する人の品格を高めます。ビジネスシーンにおいて、相手に与える印象は非常に重要であり、REDAのスーツはその点で大きなアドバンテージとなるでしょう。
また、REDAの生地は耐久性にも優れています。Super110’S~Super130’Sといった細番手の糸を使用しながらも、しっかりとした打ち込みで織られているため、日常的な着用にも耐えうる丈夫さを持っています。シワからの回復力も高く、長時間の着用や移動後でも、ハンガーにかけて一晩置けばある程度のシワが自然に伸びるため、お手入れも比較的容易です。これにより、美しい状態を長く保ちながら、快適に着用することができます。
さらに、REDAは機能性生地の開発にも力を入れています。防シワ加工、撥水加工、ナチュラルストレッチといった現代のビジネスシーンに求められる機能性を付加した生地も豊富にラインナップされており、用途やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。これらの機能性生地も、一般的なREDAの価格帯で提供されていることが多く、コストパフォーマンスの高さが際立っています。
REDA(レダ)の代表的な生地コレクションとその魅力
REDAは、多種多様なニーズに応えるべく、様々な特性を持つ生地コレクションを展開しています。ここでは、その中でも特に人気が高く、スーツ生地として選ばれることの多い代表的なシリーズについてご紹介します。それぞれのシリーズが持つ特徴を理解することで、あなたの理想のスーツに最適なREDA生地を見つける手助けとなるでしょう。
シワになりにくい「ATTO(アット)」
出張や移動が多いビジネスパーソンにとって、スーツのシワは常に悩みの種です。REDAの「ATTO(アット)」シリーズは、このような悩みに応えるために開発された、高い防シワ性と回復力を誇る機能性生地です。特殊な撚り(より)と加工を施すことで、ウール本来の持つ伸縮性を最大限に引き出し、長時間の着用や移動でもシワになりにくい特性を持たせています。
このシリーズの生地は、高い機能性を持ちながらも、Super110’Sクラスの高品質な原毛を使用しているため、REDAらしい上品な光沢と滑らかな肌触りも兼ね備えています。これにより、機能性だけでなく、見た目の美しさも妥協しないスーツを仕立てることが可能です。着用後にハンガーにかけて一晩置くだけで、ある程度のシワが自然に伸びるという利便性も、多忙なビジネスパーソンにとって大きな魅力となります。
圧倒的な軽さが魅力の「MAIOR(マイオール)」
夏の暑い時期や、より軽やかな着心地を求める方におすすめなのが、「MAIOR(マイオール)」シリーズです。このシリーズは、REDAが独自に開発した非常に軽量なウール素材を使用しており、着用していることを忘れてしまうほどの軽やかさが特徴です。高温多湿な日本の夏でも、快適にスーツを着用したいというニーズに応えるために生まれました。
「MAIOR」の生地は、軽さだけでなく、通気性にも優れているため、涼しく快適に過ごすことができます。それでいて、REDAならではの上品な光沢と美しいドレープ性は損なわれていません。夏用のビジネススーツはもちろん、クールビズスタイルでのジャケットやパンツ単品のオーダーにも適しており、これからの季節に活躍すること間違いなしのシリーズと言えるでしょう。
環境に配慮した「REDA SUSTAINABLE(レダ サスティナブル)」
近年、ファッション業界全体でサステナビリティへの関心が高まっています。REDAもこの動きに積極的に取り組み、「REDA SUSTAINABLE(レダ サスティナブル)」シリーズを展開しています。このシリーズは、環境に配慮した製造プロセスと、トレーサビリティ(追跡可能性)の確保に力を入れています。
具体的には、非塩素処理による原毛洗浄や、化学物質の使用を極力抑えた染料の使用、再生可能エネルギーの活用など、環境負荷の低減を目指した取り組みが行われています。また、使用されるウールは、動物福祉に配慮した方法で飼育された羊から採取されたものであることが保証されています。品質面では、REDAの他のシリーズと同様に、上品な光沢と優れた風合いを持ち合わせており、環境への配慮と高品質を両立させた現代的なコレクションと言えるでしょう。
REDA(レダ)のスーツを最大限に活かすオーダーのヒント
REDAの生地を使ってオーダースーツを仕立てる際、その魅力を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、生地選びからデザイン、そして着用後のケアまで、REDAのスーツを長く愛用するためのヒントをご紹介します。
色柄選びで個性を演出する
REDAの生地は、定番のネイビーやグレー、チャコールグレーといった無地やストライプはもちろん、チェック柄や季節感のあるツイード調など、幅広い色柄を展開しています。ビジネスシーンでの着用であれば、まずはネイビーやグレーの無地、あるいは控えめなストライプから選ぶのがおすすめです。これらの色は、どんなシャツやネクタイとも合わせやすく、着回し力が高いため、ワードローブの基本となるでしょう。
少し個性を出したい場合は、細かなチェック柄や、やや明るめのブルーグレーなどを選んでみるのも良いでしょう。REDAの生地は発色が美しいため、同じ色でも深みのある上品な色合いが楽しめます。また、春夏には明るめのトーン、秋冬には深みのあるトーンを選ぶことで、季節感を演出することも可能です。
裏地やボタンでこだわりをプラスする
オーダースーツの醍醐味の一つは、裏地やボタンといった細部にまでこだわることができる点です。REDAの生地を選んだら、ぜひ裏地やボタンにも注目してみてください。裏地は、キュプラのような滑りの良い素材を選ぶことで、着脱がスムーズになり、快適な着心地をサポートします。色柄も豊富に用意されているため、表地のスーツの色に合わせて同系色を選ぶも良し、あるいは全く異なる色や柄を選んで、スーツを脱いだ時に遊び心を演出するも良しです。
ボタンは、本水牛やナットボタンといった天然素材を選ぶと、高級感が増し、スーツ全体の印象が格上げされます。特に、REDAの上質な生地には、天然素材のボタンがよく映えます。これらの細部へのこだわりが、あなただけの特別な一着を完成させることに繋がります。
適切なケアで長く愛用する
REDAのスーツは耐久性に優れていますが、長く美しい状態を保つためには、適切なケアが不可欠です。着用後は、必ず厚みのあるスーツ用ハンガーにかけ、風通しの良い場所で休ませましょう。これにより、生地が呼吸し、シワが自然に回復するのを助けます。連日の着用は避け、2~3日おきに着用することで、生地への負担を軽減できます。
定期的なブラッシングも重要です。スーツ用ブラシで優しくホコリや汚れを落とすことで、生地の毛並みを整え、光沢を保つことができます。また、年に1~2回は専門のクリーニング店でメンテナンスを行うことをおすすめします。信頼できるクリーニング店を選ぶことで、REDAの生地本来の風合いを損なわずに、長く愛用することができるでしょう。
まとめ:REDA(レダ)で賢く、上質なオーダースーツを
イタリアの老舗生地メーカー「REDA(レダ)」は、一貫生産体制から生まれる安定した高品質と、他の高級生地ブランドと比較して手の届きやすい価格帯が魅力のブランドです。しなやかで美しい光沢、優れた耐久性、そして多種多様な機能性コレクションは、ビジネスシーンからフォーマルな場面まで、あらゆるニーズに応えることができます。
REDAの生地を使ったオーダースーツは、一般的に7万円〜15万円台が中心的な価格帯となり、この価格で高品質なイタリア製生地のスーツが手に入るのは、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。ぜひ、この記事を参考に、あなたの理想のスーツにふさわしいREDA生地を見つけ、長く愛用できる「あなただけの一着」を仕立ててみてはいかがでしょうか。オーダースーツ専門店でプロの意見を聞きながら、じっくりと生地選びを楽しんでください。
